名刺21トップ ≫ テクニカルガイド ≫ オーバープリントについて
オーバープリントについて
印刷の基礎知識
Adobe Illustratorその他:オーバープリントについて
オーバープリント
「オーバープリント」とは印刷の時に色を重ねて印刷することで、「ノセ」とも呼ばれています。対して、オーバープリントの指定をしてない状態の事を「ケヌキ」と言います。「ノセ」と「ケヌキ」は結果だけを見れば同じく見えますが、印刷工程上では上記のような違いがあります。
ドキュメントがCMYKモードで正しく作成された場合はドキュメントのタイトルに「CMYK/プレビュー」と表示されます。「RGB/プレビュー」と
表示された場合はそのドキュメントは「RGBカラーモード」で作成されたことになりますので、「ファイル」メニュー→「ドキュメントのカラーモード」
から「CMYKカラー」を選択してカラーモードを変換してください。
既に「RGBカラーモード」で作成されたデータを「CMYKカラーモード」へ変換する場合も同じ方法で行えます。
オーバープリント
通常のオフセット印刷インキは透明なので起こる現像で、このオーバープリントによるトラブルを避けるためには「属性」の「塗りにオーバープリント」または「線にオーバープリント」のチェックを外してください。
※「属性」の位置:「ウィンドウズ」ー「属性」
白のオーバープリントにご注意
一般的に印刷での白色は紙の色そのままとなります。つまり、紙の上になにも色をつけないことで白を表現します。白にオーバープリントを指定することは下の版が抜かれないことになり、結果としてはオブジェクトが消えてしまうこととなります。白にオーバープリントを指定しようとすると上記のようなメッセージが現れます。
※ オーバープリントが指定されたオブジェクトを選択した後に白のオブジェクトを作成する場合やオーバープリントが指定されたオブジェクトの色を白に変換する場合は上記のメッセージが現れないのでご注意ください。
オーバープリント指定の確認
オーバープリントの指定をしたオブジェクトの再現イメージは通常のプレビューでは確認できません。「表示」メニューから「オーバープリントプレビュー」を選択してご確認ください。